設計段階における品質向上・コストダウンのポイント
5. 公差範囲の指定による深穴加工の工数削減
深穴加工をする場合、ドリルでの下穴加工後に、リーマでの仕上げ(精度調整)加工を行います。2重加工を行うため加工時間がかかってしまいます。
入側(前)と出側(後)の区分けを指定し出側(後)の公差を緩和することで、ドリルによる穴あけ加工で切削加工品を作製するため、歩留まりがよくなります。
ポイント
入側(前)と出側(後)の公差を変えることで2次仕上げ穴あけ加工が不要となり、加工時間の短縮によりコストダウンになります。