旋盤による切削加工
「旋盤」は「普通旋盤」「立て旋盤」「自動旋盤」に分けることができます。
普通旋盤
一般的な旋盤で、工作物(材料)が地面と平行に回転し、バイト(刃物)を左右に移動させて加工します。主軸が地面と平行に位置し、「主軸固定型」ともいいます。
長尺物、小ロット、大径(主にΦ20mm以上)の工作物を加工するのに適しています。
立て旋盤
工作物(材料)が地面と垂直に回転し、バイト(刃物)を上下に移動させて加工します。主軸が地面と垂直に位置し、「普通旋盤」とは主軸の向きが異なります。
自動旋盤
量産加工に使用される旋盤で、カムや油圧、NC(数値制御)を使用して主軸の回転移動、バイトの移動、工作物(材料)の切削加工、供給など加工のすべてを自動で行う旋盤です。「主軸移動型」ともいい、同一製品を連結加工することができます。
量産物(大ロット)、小径(主にΦ20mm以下の小物)で寸法精度を特に必要とする物を加工するのに適しています。
「NC自動旋盤」は、時計を始め電気(ビデオなどの映像機器)、情報通信、OA,一般工作機械、自動車部品、医療機器などあらゆる分野における精密部品の切削加工に使用されています。