設計段階における品質向上・コストダウンのポイント
1.ノーズR変更による面粗度の向上
コーナーRの指定が0.1以下の場合、ノーズRなしの刃物を使用せざるを得ず、結果としてRZで3.0の精度のワークが出来上がってしまいました。
コーナーR0.3以下の指定とすることで、ノーズR0.2の工具が使用でき、RZ2.0の高精度加工を実現することができました。
ポイント
Rの指定において許容があればR範囲を広げることで、ノーズRのある工具を選択でき、面粗度が向上します。また、ノーズRのある方が機械のスピードを速めることができ、結果としてコストダウンにつながります。